fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

御園座 坂東玉三郎 特別公演 大和屋と成駒屋三兄弟の『本朝廿四孝』

御園座の大和屋公演を観劇。大入り満員ではなかったが、ほぼほぼ九割方の入りだったろうか。筆者四年ぶりの御園座レッドが目にも鮮やか。大和屋の地方公演は歌舞伎座で演じて好評だった出し物を持って行くケースも多かったが、今回は違うので楽しみにして名…

御園座 坂東玉三郎 特別公演(写真)

久しぶりに御園座に行って来ました。 大和屋と成駒屋三兄弟の幟です。 ポスターです。 会場内はこんな感じ。 久しぶりの御園座レッド。いや~嬉しかったです。詳細はまた別項にて綴ります。

平成中村座 十月大歌舞伎 第一部 勘九郎・七之助の「角力場」、獅童・勘九郎・扇雀の『極付幡随長兵衛』

平成中村座第一部を観劇。コロナ禍により開催されていなかった平成中村座が、浅草の地に帰って来た。江戸時代の芝居小屋を模して造られた会場は客席と舞台が近く、実にいい雰囲気。ついでにチケットも歌舞伎座よりはリーズナブル。いい事尽くしの公演だ。こ…

芸術祭十月大歌舞伎 第二部 鴈治郎・幸四郎の『祇園恋づくし』、松緑・幸四郎の『釣女』

歌舞伎座二部を観劇。筆者が観た日は七分くらいの入りだったろうか。書き込みでは空席が目立つと云う情報もあった。七月大阪で上演した際には大入りだったと云う『祇園恋づくし』。観た感想としては、江戸っ子が京都に乗り込んで孤軍奮闘する内容なので、ち…

平成中村座 十月大歌舞伎(写真)

平成中村座を観劇しました。入口です。 櫓と絵看板です。 場内はこんな感じ。芝居小屋の雰囲気が実にいいですね。 ポスターです。 久しぶりの平成中村座。満員の盛況でした。感想はまた別項にて綴ります。

芸術祭十月大歌舞伎 第三部 高砂屋・魁春・孝太郎の『源氏物語』、芝翫の「加賀鳶」

歌舞伎座第三部を観劇。今月筆者的には最も楽しみにしていた芝翫の道玄がある三部だったが、入りは実にお寒い感じだった。最近入りが戻って来た印象の歌舞伎座だったが、今回は三分くらいの入りだったろうか。これだけ入っていないと、せめて大向うで景気づ…

芸術祭十月大歌舞伎(写真)

十月大歌舞伎を観劇。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部。 こちらは三部。 先月は播磨屋の追善で重厚な狂言が並んでいましたが、今月は新作あり、喜劇あり、松羽目あり、黙阿弥ありとバニエティーに富んだ狂言立て。感想は別項にて綴ります。

歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎 第三部 松嶋屋・雀右衛門・海老蔵の「一力」、菊之助の『藤戸』

秀山祭第三部を観劇。先月に引き続き、千秋楽の観劇となった。海老蔵が團十郎襲名前の最後の舞台、それも千秋楽とあってか、大入り満員となった。普段歌舞伎十八番や新作が多い海老蔵が久々に古典中の古典『仮名手本忠臣蔵』に挑んだ。海老蔵の丸本はいつ以…

歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎 第二部 高麗屋の『松浦の太鼓』 、幸四郎・福助・染五郎他の『揚羽蝶繍姿』

秀山祭第二部を観劇。筆者が観た日は一部よりも入りが良く、ほぼ満席の状態だった。高麗屋初役の松浦候が話題だったからか、はたまた最近人気の染五郎が出ているせいか。とにかく入りがいいのは良い事だ。『松浦の太鼓』は劇中口上もある。しかし白鸚襲名後…

歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎 第一部 播磨屋・萬屋・中村屋の『白鷺城異聞』、幸四郎・松緑の「寺子屋」

三年ぶりに歌舞伎座に秀山祭が帰って来た。しかしそれが秀山祭の創始者、播磨屋の一周忌追善興行とは・・・無念としか云い様がない。天国の播磨屋に届けとばかり、親類・一門が勢揃いして力一杯の追善興行。役者も見物衆も、瞼の裏に在りし日の播磨屋を思い浮か…

歌舞伎座 秀山祭九月大歌舞伎(写真)

九月大歌舞伎、観劇して来ました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部です。 高麗屋の松浦候ポスターです。風情がありますな。 播磨屋御曹司の初舞台。大役を立派に勤めていました。 今月は播磨屋一周忌追善興行。ただただご冥福をお祈りする…

八月納涼歌舞伎 第三部 幸四郎・猿之助・染五郎・團子の『弥次喜多流離譚』

歌舞伎座第三部を千秋楽に観劇。今月から入場制限が撤廃されたが、一部・二部は大入りと迄は行っていなかった。しかし流石幸四郎・猿之助と揃う人気狂言。大入り満員の客席だった。やはり満席となると拍手の厚みが違う。あぁこの感じ何年ぶりだろうと、独り…

南座 坂東玉三郎 特別公演 大和屋・愛之助の『東海道四谷怪談』、『元禄花見踊』

前月に続き京都遠征。南座の大和屋特別公演を観劇した。前月観劇した時は移動中に集中豪雨に見舞われ、傘をさすのも意味はなく全身びしょ濡れになった。今回はそんな事もなく無事観劇。大入り満員ではなかったが、かなりいい入りだった。歌舞伎座は役者も興…

南座 坂東玉三郎 特別公演(写真)

南座大和屋公演に行って来ました。 ポスターです。 これも興味深いのですが、十月は御園座もあるので流石に財政が破綻しそう・・・。 二ヶ月連続で京都遠征して来ました。感想はまた改めて綴ります。

八月納涼歌舞伎 第一部 幸四郎・勘九郎の『安政奇聞佃夜嵐』、猿之助・團子の『浮世風呂』

歌舞伎座二部を観劇。入りは一部とほぼほぼ同じくらいだったろうか。まん延防止法などが出されていた時期にはかなり寒い入りの時もあったが、最近はそう云う事はなくなった。入りが悪くても素晴らしい舞台に幾つか立ち会えたが、やはり入りはいいに越した事…

八月納涼歌舞伎 第一部 成駒屋兄弟の『新選組』、中村屋兄弟の『闇梅百物語』

八月納涼歌舞伎を観劇。今月から座席制限が撤廃された。まだ大向うや飲食は禁止だが、また一歩通常興行に近づいた。ただまたコロナにより一部の公演が明日迄中止となってしまった。状況はまだまだ予断を許さない。チケットを押さえている身としては、果たし…

八月納涼歌舞伎(写真)

歌舞伎座に行って来ました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部です。 酷暑の中、今月もまた歌舞伎座に行って来ました。感想はまた改めて綴ります。いや~しかし暑いです。

南座七月 坂東玉三郎 特別舞踊公演 『高尾』、『藤娘』

ここのところ訃報続きでこのブログも暗いオープニングばかりだったが、久々に嬉しいニュースが飛び込んできた。梅玉の重要無形文化財の保持者(人間国宝)認定である。梨園はここ数年、山城屋、播磨屋、秀太郎、そして先月の田之助と四人の人間国宝が立て続…

南座七月 坂東玉三郎 特別舞踊公演 (写真)

南座の大和屋舞踊公演に行って来ました。 ポスターです。 来月の南座公演。こちらもチケット押さえました。無事上演されます様に・・・ 南座に行って来ました。祇園祭期間中なので、賑わっていましたね。感想はまた別項にて綴ります。

七月大歌舞伎 猿之助の「小栗判官」

とうとう千秋楽迄の全公演が中止になってしまったが、筆者は運よくこの一部も観劇出来た。こちらもいい入りで、今月は三部とも盛況であったのは嬉しい限りだ。ただ今のコロナの状況を見ると、来月の入りは少々心配だ。筆者は別に松竹と何の縁もゆかりもない…

七月大歌舞伎 第三部 菊之助親子の『風の谷のナウシカ』

コロナが過去最大の広がりをみせ、遂に歌舞伎座の全演目が今月一杯中止となってしまった。猿之助・菊之助も感染し、菊之助はともかく猿之助は来月の二部・三部にも出演が決まっている。果たして来月は初日から無事芝居の幕は上がるのだろうか。加えて芝翫親…

七月大歌舞伎 第二部 海老蔵の『夏祭浪花鑑』、成田屋親子の『雪月花三景』

このブログの主題とは関係ないが、最初にこのニュースにふれない訳にはいかない。安倍元総理が銃撃され、亡くなった。六十七歳だった。どんな理由であれ、人を殺害するなど許されるものではない。真からの怒りを禁じえない。この秋、国葬儀をもって弔われる…

七月大歌舞伎(写真)

歌舞伎座に行って来ました。ポスターです。 「小栗判官」と「夏祭」の絵看板です。 同じく「仲国」、「ナウシカ」です。 三演目揃ったポスターです。 團十郎襲名公演ポスター。流石、千両役者ですな。 七月大歌舞伎を観劇。感想はまた改めて綴ります。

六月大歌舞伎 第二部 白鸚・染五郎の『信康』、梅玉・雀右衛門・松緑・扇雀の『勢獅子』

歌舞伎界に新しいスター役者が誕生した。他でもない、高麗屋の御曹司・染五郎である。今月の歌舞伎座は三部ともいい入りだったが、その中でも筆者が観劇した日に限る話しではあるが、この二部が最もいい入りだった。今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』におい…

六月大歌舞伎 第一部 松緑・巳之助・壱太郎の「車引」、猿之助の『猪八戒』

歌舞伎座の感想の前に、またもや悲しいニュースに触れなければならない。澤村田之助 の訃報である。先日亡くなった竹三郎と同い年の享年八十九歳だった。まさかこのプログの書き出しが二回連続で訃報になるとは・・・残念でならない。人間国宝でもあり、横綱審…

六月大歌舞伎 第三部 大和屋と新派合同による『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

歌舞伎座の感想の前に、昨日突然痛恨のニュースが飛び込んで来た。坂東竹三郎の訃報である。八十九歳だったと云う。本当に残念でならない。去年の秀太郎に続き、いるだけで上方の匂いを出せる貴重な役者を喪ってしまった。最後の舞台が昨年十二月の南座『雁…

六月大歌舞伎(写真)

六月大歌舞伎を観劇しました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 一部のポスターです。 二部のポスター。染五郎、凛々しいです。 博多座の興奮が冷めやらぬ中、歌舞伎座に行って来ました。感想はまた改めて綴ります。

六月博多座大歌舞伎 昼の部 彦三郎・萬太郎の『橋弁慶』、菊之助の『鷺娘』、音羽屋の「すし屋」

続けて博多座昼の部を観劇。入りは大体夜の部と同じ位だったろうか。夜の部は大作二演目だったが、こちらは三演目。本当に今年の博多座はいい演目が揃っている。これだけの狂言と役者が並んでいると、東京からでも行きたくなると云うものだ。毎月こんな狂言…

六月博多座大歌舞伎 夜の部 菊之助の「魚屋宗五郎」、芝翫・梅枝・萬太郎・時蔵の「関扉」

去年に続いて博多座の歌舞伎公演を観劇。去年はコロナ真っ盛りの中で、不謹慎とは思ったが遠征した。店は殆ど夜は閉まっており、ホテルの部屋で食事と云う有様だった。それに比べると今はかなり状況が良くなっている事が実感出来る。このまま何とかコロナ収…

六月博多座大歌舞伎(写真)

博多座に劇団の公演を観に行きました。ポスターです。 音羽屋自ら映像で公演のPR。 博多座1Fのレストラン名物「博多座カレー」。ここに来た時は必ず食べます。 歌舞伎座と違い、昼夜二部制。名狂言が並んだ充実の公演を堪能して来ました。感想はまた別項にて…