fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

国立劇場 六月歌舞伎鑑賞教室 松緑の『文七元結』

2年振りの国立劇場歌舞伎鑑賞教室を観劇。去年は公演がなく、残念だった。事前の噂では、学生の団体がコロナの状況を考えてキャンセルしたなどと云う話しも聞き心配していたが、そこそこの入りだったのは一安心。会社勤めの人でも足を運びやすい時間帯の公演…

国立劇場 六月歌舞伎鑑賞教室(写真)

国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に行って来ました。ポスターです。 来月のポスター。チケット押さえました。楽しみです。 舞台で使用する梅のセットが展示されていました。 劇団の十八番『文七元結』。実に結構でした。感想はまた改めて綴ります。

六月大歌舞伎 第一部 芝翫・鴈治郎の『御摂勧進帳』、音羽屋・左團次の『夕顔棚』

歌舞伎座第一部を観劇。先月の「六段目」程ではないが、入りはお寒い限りだった。緊急事態宣言下である事の影響が大きいのだろうが、第二部はチケット完売と聞く。まぁ玉孝の「東文章」は別格だろうが、こう云う地味な狂言立てこそ芝居好きには見物だと個人…

六月大歌舞伎(写真)

六月大歌舞伎行って来ました。ポスターです。 一部の絵看板です。 同じく二部・三部。 『日蓮』のポスター。キラッキラです。 先月と違って、しっかり初日から幕が開き、何よりでした。播磨屋の容態は気になりますが・・・。感想はまた別項にて。

秀太郎急逝。。。

先月23日、片岡秀太郎が亡くなった。八十歳になる直前だった。先日なくなった田村正和の2歳上、現代ではまだまだ若い年齢での逝去だった。残念でならない。松嶋屋三兄弟の中では一番丈夫そうに思えていたので、本当に驚いた。 私が秀太郎の存在を知ったのは…

五月大歌舞伎 第三部 歌六・雀右衛門の『八陣守護城』、菊之助の『春興鏡獅子』

残る歌舞伎座第三部を観劇。入りは二部より良好。今月の入りとしてはあくまで筆者が見物した日に限るが、一番良かったのは一部、次いで三部だった。二部の様な名人による古典の入りが悪いのは残念。最近同様の傾向が見られる様に思う。名人芸をより多くの人…

五月大歌舞伎 第二部 錦之助・梅枝の「道行旅路の花婿」、音羽屋の『仮名手本忠臣蔵』より「六段目」

歌舞伎座二部を観劇。『仮名手本忠臣蔵』から「道行」と「六段目」。今月は本来なら團菊祭のはずで、久々に歌舞伎座で海老蔵が観れるものと思っていた。しかし松竹からは何のアナウンスもなく、さらっと普通の大歌舞伎興行になっている。歌舞伎座建て替え中…

五月大歌舞伎 第一部 右近・隼人・巳之助の『三人吉三巴白浪』、松緑・猿之助の『土蜘』

歌舞伎座一部を観劇したが、その感想を綴る前に、歌舞伎の話題ではないのだが、田村正和氏が亡くなった事に少し触れたい。私は個人的に日頃正和様とお呼びしていたので、ここでもそれで通す事にする。 正和様は、現代では希少な存在となった私生活を明かさな…

五月大歌舞伎(写真)

一週間以上遅れて五月歌舞伎座がようやく開幕。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 今月も遅れたとは云え、何とか芝居の幕が上がって一安心。チケット取り直して行って来ました。待ちかねていた人が多かったのでしょう。いい入りでした。感…

国立小劇場 五月文楽公演(写真)

国立小劇場の文楽公演に行って来ました。ポスターです。 来月若手会がある。行きたいけど、日数短すぎ・・・ 前進座の公演もやっていたらしいけど、知らなかった。。。 第三部『摂州合邦辻』と「蝶の道行」を観劇。呂太夫と錣太夫と云う、今円熟の極にある二人の太…

五月大歌舞伎 一部公演中止と七月公演

三度目の緊急事態宣言が発出され、四月公演も最後の四日間が中止の憂き目にあい、五月大歌舞伎も11日迄の公演が中止となった。筆者は初日第一部のチケットを押さえていたので、残念でならない。 そして緊急事態宣言が、三週間程度延長されると報道があった。…

四月大歌舞伎 第一部B日程 幸四郎・松也の『勧進帳』

今月の残る一つ、一部Bプロの『勧進帳』。その感想を綴る。 Aプロでお父さん相手に富樫に回っていた幸四郎が弁慶を演じたBプロ。富樫は松也で、義経・四天王は同じ配役。松也の富樫は初役だと云う。筋書によると音羽屋に教わったらしい。今までこの狂言自体…

四月大歌舞伎 第一部A日程 猿之助・中車の『小鍛冶』、白鸚・幸四郎の『勧進帳』

歌舞伎座第一部Aプロを観劇。『小鍛冶』と『勧進帳』、能取り物が二題並んだ狂言立て。その感想を綴る。 幕開きは『小鍛冶』。初代猿翁が初演した義太夫による舞踊狂言で、猿翁十種に選定している澤瀉屋家の芸である。正月の『悪太郎』といい、ここのところ…

四月大歌舞伎 第三部 松嶋屋・大和屋による『桜姫東文章 上の巻』

歌舞伎座第三部を観劇。コロナ以降、三部になってからの公演では筆者の知る限りにおいて一番の入りだったのではないだろうか。勿論入場規制がかかってはいるが、であればこそ猶更と云った感じで、場内の熱気が凄かった。その感想を綴りたい。 大南北作『桜姫…

四月大歌舞伎 第二部 芝翫・菊之助の「太十」、梅玉・孝太郎の『団子売』

のっけから今月の歌舞伎観劇からは話しが逸れるが、先月播磨屋倒るの報は、満天下の歌舞伎愛好家を震撼させた。その後詳報がなく、現在もICUに入ったままの様だ。昨年の手術以降「俊寛」、「一力」、「楼門」と播磨屋の芝居を観たが、明らかにいつもの播磨屋…

四月大歌舞伎(写真)

四月大歌舞伎を観劇。ポスターです。 一部の絵看板です。 同じく二部・三部。 弁慶の2ショット。凄すぎる。 こちらの2ショットも凄い。古希を超えている二人とは思えない。 緊急事態宣言が解除されたせいか、先月よりも入りが良かったですね。しかし気になる…

三月大歌舞伎 第二部松嶋屋の「熊谷陣屋」、音羽屋の「直侍」

今月の最後、当代の大看板が二人揃った大一座、二部の感想を綴りたい。 前の記事でも書いたが、一部・三部に比べて突出した手応えのある狂言が並んだ第二部。全ての部がこんなだったら、それはもう大変な事になるが、ともあれ非常にこの二部は充実していた。…

歌舞伎座 三月大歌舞伎 第一部中村屋の『猿若江戸の初櫓』、松緑・愛之助の『戻駕色相肩』、第三部播磨屋・幸四郎の『楼門五三桐』、大和屋・鴈治郎の『隅田川』

歌舞伎座三月大歌舞伎を観劇。写真を投稿した時にも書いたが、二部が当代の大看板が揃う大作狂言二演目で二時間半の上演時間。一部・三部は舞踊劇中心でどちらも正味一時間。どうしてこう云うアンバランスな座組になったのか。四部制の時の松嶋屋の「石切梶…

歌舞伎座 三月大歌舞伎(写真)

歌舞伎座、行って来ました。ポスターです。 一部・二部の絵看板です。 同じく三部。 東銀座の地下から地上に上がるエスカレーター脇に掲示。必見ドラマですな。 今月も引き続き入場規制の三部制が採られている歌舞伎座。二部が長くて、一部・三部は正味一時…

市川海老蔵 「古典への誘い」 児太郎の『舞妓の花宴』、海老蔵の『弁天娘女男白浪』

海老蔵が足掛け九年間続けている「古典への誘い」。聞くところによると、石川県公演で、コロナ以降初めて人数制限を撤廃して公演を行ったと云う。筆者は神奈川県民ホールにて観劇。本当はシビックセンター公演の方が便が良かったのだが、チケットが入手出来…

市川海老蔵 「古典への誘い」 神奈川県民ホール(写真)

海老蔵の「古典への誘い」を観劇して来ました。ポスターです。 定式幕。舞台左の黒いテントみたいなのが鳥屋。その前が花道。厳しい・・・ 新之助米の宣伝ポスター。新之助を名乗っていたのはもう何十年前か。 海老蔵公演を観に神奈川県民ホールへ。花道のない…

博多座 二月花形歌舞伎 夜の部 幸四郎の『御浜御殿綱豊卿』、花形勢揃いの『元禄花見踊』

続けて博多座夜の部を観劇。こちらも入りは昼とあまり変わらず、大入り満員と云う訳ではなかった。しかし舞台は実に素晴らしいものだった。その感想を綴る。 狂言立ては昼と逆で、幕開きにメインの『御浜御殿綱豊卿』。幸四郎の綱豊卿、歌昇の助右衛門、米吉…

博多座 二月花形歌舞伎 昼の部 歌昇・米吉の『正札附根元草摺』、幸四郎の『松浦の太鼓』

緊急事態宣言下ではあるが、博多座公演を観劇。福岡にも緊急事態宣言が発出されているので、かなりの店が閉まっていた。そんな状態なので、人数制限をしている客席も満員ではなかった。しかしこの芝居を観なかった(観れなかった)博多の芝居好きは、かなり損…

博多座 二月花形歌舞伎(写真)

博多座に行きました。ポスターです。 幸四郎扮する松浦候ポスター。 同じく綱豊卿。 博多座名物出演者の宣伝動画。猿弥バージョンです。 こんなご時世ですが、博多座に行って来ました。福岡も緊急事態宣言下であるせいか、大入り満員にはなっていませんでし…

二月大歌舞伎 第二部 松嶋屋・大和屋の『於染久松色読販』、『神田祭』

残る歌舞伎座二部を観劇。久々の玉孝共演とあって、入場制限下ではあるが、大入り満員の盛況。やはり見物が多いと役者も燃えるのではないか。どちらの狂言も素晴らしい出来だった。その感想を綴る。 幕開きは『於染久松色読販』。大和屋のお六、松嶋屋の喜平…

国立小劇場 二月文楽公演(写真)

国立小劇場の文楽公演第三部『冥途の飛脚』を観て来ました。ポスターです。 ポスター二枚目です。 目出度い。住大夫に続く文楽界二人目の文化勲章迄辿り着いて欲しいです。 『冥途の飛脚』、実に結構でした。特に勘弥の梅川は一代の名演とも云うべき名品。頭…

二月大歌舞伎 第三部 中村屋兄弟の『奥州安達原』、勘九郎・勘太郎の『連獅子』

引き続いて歌舞伎座三部を観劇。その感想を綴りたい。 第三部は十七世勘三郎三十三回忌追善公演と銘打っている。十七世は十八世勘三郎に、「歌舞伎座で追善興行が打てる役者になっておくれ」と云っていたそうだが、その孫が追善興行を打てる役者に成長した。…

二月大歌舞伎 第一部 魁春の「十種香」、松緑・己之助の『泥棒と若殿』

二月大歌舞伎一部を観劇。入りはお寒い限りだった。まぁこの座組からある程度予想は出来たのだが、それにしても入っていない。しかし「十種香」は素晴らしい舞台だった。その感想を綴る。 幕開きはその「十種香」。魁春の八重垣姫、門之助の勝頼、孝太郎の濡…

二月大歌舞伎 (写真)

二月大歌舞伎を観劇。ポスターです。 一部の絵看板です。 同じく二部・三部。 十七世中村屋の三十三回忌追善。昭和の最後に亡くなられたんだよなぁ。 追善狂言のポスター。十七世の孫とひ孫。時代は流れました。 感想はまた改めて綴ります。

壽 初春大歌舞伎 第三部 高麗屋三代の「車引」、芝翫・愛之助の『らくだ』

今月の大トリ、歌舞伎座第三部を観劇。その感想を綴る。 幕開きは『菅原伝授手習鑑』より「車引」。白鸚の松王丸、幸四郎の梅王丸、染五郎の桜丸と高麗屋三代が揃う、多分空前にして絶後になるであろう歴史的な「車引」。親子孫三代で三兄弟を演じる。歌舞伎…