fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

吉例顔見世大歌舞伎 第一部猿之助の『蜘蛛の絲宿直噺』、第二部音羽屋・高島屋の『身替座禅』

歌舞伎座残る一部・二部を観劇。その感想を綴る。 第一部は『蜘蛛の絲宿直噺』。土蜘蛛退治に材を取った変化舞踊で、『蜘蛛絲梓弦』の外題で呼ばれる事が一般だが、今回はコロナ下で制限がある中、猿之助が演出に手を入れて外題も変わっている。猿之助が蜘蛛…

吉例顔見世大歌舞伎 第四部 獅童・染五郎の『義経千本桜』

歌舞伎座第四部を観劇。その感想を綴る。 『義経千本桜』「川連法眼館の場」、通称四の切。歌舞伎座では四年前の猿之助以来の上演だ。獅童の忠信実は源九郎狐、染五郎の義経、莟玉の静御前、團子の駿河次郎、圀矢の亀井六郎と云う配役。これが実に鮮烈な舞台…

吉例顔見世大歌舞伎 第三部 高麗屋の『一條大蔵譚』

今年はコロナで大変な事になってしまったが、何とか歌舞伎座に鳳凰丸の櫓が上がった。感慨に堪えない。まだまだ制限下ではあるが、この状況では中々贅沢は云えない。今後も無事興行が行われる事を、祈るばかりだ。早速観劇した第三部の感想を綴りたい。 『一…

国立劇場十一月歌舞伎公演第一部 播磨屋の『平家女護島』

国立劇場の第一部を観劇。その感想を綴る。 国立劇場は通し狂言が建前となっており、コロナ下で制限はあるものの、歌舞伎座と違ってたっぷり観せて貰えるのが嬉しい。今回は通常の「鬼界ケ島」の前に、先年芝翫で観た「六波羅清盛館の場」が付く。播磨屋が清…

吉例顔見世大歌舞伎(写真)

顔見世に行って来ました。ポスターです。 一部・二部の絵看板です。 同じく三部・四部。 シネマ歌舞伎。映画向きの舞台だったし、時間があれば行きたいけど・・・ 感想はまた別項にて。

十月大歌舞伎 第三部 松嶋屋の『梶原平三誉石切』

今月最後に残った第三部の感想を綴る。 第三部は「石切梶原」。松嶋屋の平三景時、彌十郎の大庭、男女蔵の俣野、孝太郎の梢、歌六の六郎太夫、隼人の菊平、松之助の吞助と云う配役。これがまた実に結構な舞台であった。 とにかく全編にわたり松嶋屋の名調子…

十月大歌舞伎 第二部 高麗屋・勘九郎の『双蝶々曲輪日記』

歌舞伎座の残りの部を観劇。その感想を綴る。 まず第二部「相撲場」。高麗屋の濡髪、勘九郎が与五郎・長吉の二役、高麗蔵の吾妻、錦吾の金平と云う配役。これがまた素晴らしい舞台だった。 まず何と云っても高麗屋の濡髪が圧巻である。木戸口から出て来たと…

国立劇場 十月歌舞伎公演 第一部 梅玉・魁春・幸四郎の『ひらかな盛衰記』、幸四郎の『幸希芝居遊』

国立劇場第一部を観劇。その感想を綴る。 幕開きは「源太勘当」。梅玉の源太景季、魁春の延寿、扇雀の千鳥、幸四郎の平次景高と云う配役。時節柄を考えてか登場人物もさほど多くない芝居。近年あまりかかっていない狂言と云う事もあってか実に新鮮で、結構な…

国立劇場 十月歌舞伎公演 第二部 菊五郎劇団の『新皿屋舗月雨暈』、松緑・W亀蔵の『太刀盗人』

国立劇場の歌舞伎公演を観劇。特に写真で公開する展示ものもなかったので、いきなり感想を綴ります。 幕開きは「魚屋宗五郎」。黙阿弥に劇団とくれば、もうそれだけで国際基準の品質保証。案の定素晴らしい出来であった。音羽屋の宗五郎、時蔵のおはま、團蔵…

十月大歌舞伎 第一部 芝翫・七之助の『京人形』、第四部 大和屋の『楊貴妃』

十月大歌舞伎を観劇。一部と四部の感想を綴る。 一部は『京人形』。芝翫の甚五郎、七之助の京人形、門之助のおとく、新悟のおみつ実は井筒姫と云う配役。甚五郎が廓で見染めた小車太夫のことが忘れられず、太夫に生き写しの人形を彫り上げる。甚五郎の思いが…

十月大歌舞伎(写真)

十月大歌舞伎行って来ました。ポスターです。光って上手く撮れなかった・・・ 一部・二部の絵看板です。 同じく三部・四部。 まだ全部を観ていませんが、感想はまた別項で綴ります。

九月大歌舞伎 第三部 播磨屋・菊之助の「引窓」、第四部 大和屋の『鷺娘』

九月大歌舞伎の三部・四部を観劇。その感想を綴る。 まず三部は『双蝶々曲輪日記』から「引窓」。播磨屋の濡髪、菊之助の十次兵衛、東蔵のお幸、雀右衛門のお早と云う配役。これがまたとんでもなく素晴らしかった。何と云っても出色なのは当然ながら播磨屋の…

九月大歌舞伎 第一部梅玉・松緑の『寿曽我対面』、第二部幸四郎・猿之助の『色彩間苅豆』

九月大歌舞伎の一部・二部を観劇。その感想を綴る。 まず第一部「対面」。梅玉の祐経、松緑の五郎、錦之助の十郎、魁春の虎、米吉の少将、歌六の新左衛門と云う配役。幹部・花形・若手とバランス良く配した布陣。何度も観ている芝居だが、歌舞伎の典型的な役…

国立小劇場九月文楽公演『絵本太功記』 ~夕顔棚の段、尼ヶ崎の段(写真)

国立小劇場の文楽公演に行って来ました。ポスターです。 同じくポスターの別バージョン。 嶋太夫師・・・ご冥福をお祈り致します。 遂に文楽公演も再開。久々の国立劇場、堪能して来ました。呂太夫の素晴らしさと云ったら・・・声量こそ若い太夫にはかないませんが…

九月大歌舞伎(写真)

九月大歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 一部・二部の絵看板です。 同じく三部・四部。 今月も一幕一時間前後の四部制。入りは今一つでしたが・・・。感想はまた別項にて。

八月花形歌舞伎 第二部~第四部 勘九郎・巳之助・扇雀の『棒しばり』、猿之助・七之助の「吉野山」、幸四郎・児太郎の「源氏店」

再開された歌舞伎座の初日に駆けつけて、第一部のみを観劇。その他の部は日を改めて観た。その感想を綴る。 第二部は勘九郎の次郎冠者、巳之助の太郎冠者、扇雀の曽根松兵衛による『棒しばり』。云わずと知れた中村屋・大和屋にとっては先代からの当たり芸。…

八月花形歌舞伎 第一部 愛之助・壱太郎の『連獅子』

ついにこの日がやって来た。コロナの蔓延による公演中止が3月から7月迄の5ケ月に及び、この間に團十郎襲名公演を始めとして、幾つもの楽しみな公演が中止の憂き目にあった。我が国は他国に比べ、比較的コロナを抑え込んではいるが、それでもこの有様である。…

八月花形歌舞伎(写真)

ついにこの日がやって来ました!ポスターです。 一部・二部の絵看板です。 三部・四部の絵看板です。 桟敷後ろの扉を開けて、換気に配慮していました。幕の間は閉まっていましたが。 初日の一部に駆けつけました。感無量です。感想はまた別項にて綴ります。

八月花形歌舞伎実施発表さる!

先日このブログで、「今の時期に発表がないなら、八月はないだろう」と書いたのだが、急転直下実施が発表された。実に嬉しい。メンバーは納涼歌舞伎のレギュラー幸四郎・猿之助に中村屋兄弟、それに愛之助が加わる座組。そして一番驚いたのは、四部制の公演…

再開の目途が立たない歌舞伎公演

團十郎襲名公演が流れた後、八月公演の発表もないまま南座での大和屋の舞踊公演の中止が発表された。映像と併せた公演の様だったが、歌舞伎ロスに苦しめられている身としては駆けつけるつもりでいたので、痛恨の極みだ。 今の時点で何の発表もないと云う事は…

相変わらず自粛が続く歌舞伎公演

五月も後半にさしかかった。首都圏以外の地域は緊急事態宣言が解除された。徐々にではあるが経済活動が再開されて行っているのは、喜ばしい事だ。首都圏の解除も25日に判断すると首相が発表した。しかし昨日の東京都の感染者は再び二桁になった様だし、神奈…

中止が相次ぐ歌舞伎公演

先月に引き続き、四月も歌舞伎公演は中止になり、それどころか恐れていた團十郎襲名も三ケ月まとめて延期の事態となってしまった。こちらは延期なので、コロナが終息すれば、来年にも観れるとは思うのだが、三月・四月の公演は、このまま観れずに終わってし…

今月の歌舞伎観劇は・・・

三月は東京でかかっている全7公演のチケットを全ておさえていました。しかし世界中で猛威をふるっているコロナのせいで、全公演が中止となってしまいました。 歌舞伎をまるまる一ヶ月観劇しないのは、一体いつ以来でしょうか・・・無念です。 明治座の中村屋、…

新橋演舞場 松竹新喜劇公演 『家族はつらいよ』、『駕籠や捕物帳』(写真)

先月、松竹新喜劇を観て来ました。ポスターです。 お土産を買ってしまいました。 渋谷天外が頑固オヤジを演じていい味でした。高田次郎は前田能登守と強盗・赤鞘主水の二役を演じて、若々しいところを見せてくれました。入りも良かったですね。今月はコロナ…

二月大歌舞伎 昼の部 松嶋屋の菅丞相

歌舞伎座昼の部を観劇。その感想を綴る。 今月の歌舞伎座は、十三世仁左衛門二十七回忌追善興行。中でも生涯三度しか演じていないにも関わらず、「神品」と称された菅丞相を三男の当代松嶋屋が演じる。二十七回忌の興行が行われていると云う事実が、十三世が…

令和2年2月文楽公演 国立小劇場(写真)

国立小劇場の文楽公演第3部に行って来ました。ポスターです。 五月公演。これも良さそうです。 三月歌舞伎公演。これはマストですね。ABCともチケット抑えました。 錣太夫の襲名公演だったのですが、二部には行けず三部を観劇。久々の呂太夫、良かったですね…

二月大歌舞伎 夜の部 我當の『八陣守護城』、大和屋と勘九郎の『羽衣』、音羽屋の『人情噺文七元結』、秀太郎・梅玉の『道行故郷の初雪』

歌舞伎座夜の部を観劇。その感想を綴る。 幕開きは『八陣守護城』。筆者は初めて観る狂言。まずは我當の歌舞伎座復帰を祝いたい。襲名の口上を除けば、我當が歌舞伎座に出るのはいつ以来だろう。去年の七月、我當が大阪松竹に出ると聞き、たまらず駆けつけた…

二月大歌舞伎(写真)

歌舞伎座に行って来ました。ポスターです。 昼の部の絵看板です。 夜の部です。 松嶋屋の丞相様。有難や~ 十三世の追善興行でした。もう27年ですか・・・気品のある役者でしたね。 松嶋屋三兄弟がそろい踏み。音羽屋も十八番『文七元結』で対抗しています。感想…

大阪松竹座 壽初春大歌舞伎 幸四郎・愛之助・壱太郎の『九十九折』、鴈治郎・扇雀の「酒屋」

行こうか見送ろうか迷っていた大阪松竹座の新春公演。しかしその評判の良さに、矢も楯もたまらず駆けつけてしまった。時間と財政の関係上、夜の部を断念して昼の部のみ。その感想を綴る。 幕開きは大森痴雪 作『九十九折』。45年ぶりの上演だと云う。当然筆…

大阪松竹座 壽初春大歌舞伎(写真)

大阪遠征で松竹座に行って来ました。 明かりを上手く排除出来ず・・・ポスターです。 舞台写真パネルもありました。 正月なので大奮発。これで1月歌舞伎がかかっている小屋、全て観劇出来ました。感想はまた別項にて綴ります。