fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

国立劇場 十二月歌舞伎公演 第一部 時蔵・松緑・芝翫の『三人吉三巴白浪』

国立劇場第二部を千秋楽に観劇。その感想を綴る。 先月も国立は千秋楽観劇予定で、二部が公演中止になってましったので今月もハラハラしていたのだが、無事公演が行われた。まずは一安心。通し狂言で「三人吉三」が出た。「大川端」から「火の見櫓」迄。時蔵…

十二月大歌舞伎 第三部 勘九郎・猿之助の「吃又」、第四部 菊之助・彦三郎の『日本振袖始』

第四部は今月早々に代役の菊之助・彦三郎で観て、大和屋バージョンも観てから感想を書くつもりでいたのだが、年末でバタバタしており、もう一度四部を観れる時間が取れそうもなかったので、三部と併せて感想を綴りたい。 まず第三部『傾城反魂香』より「土佐…

南座 吉例顔見世興行 第一部 鷹之資の『操り三番叟』、成駒家兄弟の「吃又」

コロナが感染拡大する中如何かとは思ったのだが、京都に駆けつけ顔見世を観劇。行ったからには全ての部を観たかったのだが、筆者の都合のつく日の二部・三部は完売。一部のみを観劇したが、これが遥々王城千年の地迄行った甲斐のある素晴らしい舞台だった。 …

南座 吉例顔見世興行(写真)

南座の顔見世に行って来ました。まねき上げです。 絵看板です。 名題昇進お披露目。まずはおめでたい。 名人に二代なしの格言は、この親子には当てはまりませんでしたね。 夜はライトアップされてこんなに壮観。 時節柄如何かと思いましたが、南座の一部を観…

十二月大歌舞伎 第一部 愛之助・松也の『弥生の花浅草祭』、第二部 七之助・中車の『心中月夜星野屋』

十二月大歌舞伎一部・二部を観劇。その感想を綴る。 一部は愛之助と松也による変化舞踊『弥生の花浅草祭』。「三社祭」として上演される事は多いが、この通しはあまりかからない。数年前に松緑と坂東亀蔵で観た舞踊。愛之助は出石で踊った事があるそうだが、…

国立小劇場 十二月文楽公演(写真)

国立小劇場に行って来ました。ポスターです。 来年二月の文楽公演ポスター。どれかは観る予定です。 『仮名手本忠臣蔵』の「二つ玉の段」、「身売りの段」、「早野勘平腹切の段」を観劇。歌舞伎で云うところの五段目・六段目ですね。同じ場面でも歌舞伎より…

国立劇場 十二月歌舞伎公演 第二部 高麗屋の「河内山」、成駒屋の『鶴亀』、染五郎の『雪の石橋』

国立劇場第二部を観劇。その感想を綴る。 幕開きは『天衣紛上野初花』。所謂「河内山」だ。高麗屋の河内山、梅玉の松江侯、彌十郎の小左衛門、錦吾の大膳、高麗蔵の数馬、友右衛門の清兵衛、莟玉の浪路と云う配役。今年正月の歌舞伎座でも高麗屋が演じていた…

十二月大歌舞伎(写真)

十二月大歌舞伎を観劇。ポスターです。暗い・・・ 一部・二部の絵看板です。 同じく三部・四部。 四部の大和屋が初日から七日間休演。菊之助バージョンを観劇。感想は大和屋バージョンを観た後に綴ります。