fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

八代目菊五郎誕生!

先日来年五月歌舞伎座の團菊祭に於いて、菊之助が八代目菊五郎、丑之助が六代目菊之助を襲名すると発表された。遂に令和の歌舞伎界に同世代(と云うか同い年)の團菊が誕生する事になる。これ以上の目出度い話しはない。高麗屋の三代襲名以降、歌舞伎界は名跡…

團菊祭五月大歌舞伎 夜の部 團十郎の「床下」、高砂屋・松緑の『四千両小判梅葉』

五月團菊祭夜の部の続きを綴りたい。菊之助の政岡があまりに素晴らしく、一回では収まらなかった(苦笑)。しかし夜の部はそれだけでは無論ない。「御殿」に続いて「床下」、まぁこれは「御殿」が出れば必ず上演されるので当然として、加えて『四千両小判梅葉…

團菊祭五月大歌舞伎 夜の部 菊之助親子の「御殿」

團菊祭夜の部を観劇。昼の部の入りより若干落ちた印象。まぁそれでも九分通りの入りと云ったところだったろうか。やはり團十郎が主役でたっぷり出る芝居の方が人気が高いのかもしれない。しかし内容は素晴らしいものだった。時代物と世話物の大作二題。花形…

令和六年五月 文楽十一代目 豊竹若太夫襲名公演

若太夫襲名公演に行って来ました。ポスターです。 会場の表にはこんな垂れ幕が。 幟です。 各界著名人からのご祝儀。大和屋の名前もありました。 国立劇場が建て替え中なので、北千住のシアター1010と云う会場での公演。場所が場所だけに、入りは今一つだっ…

團菊祭五月大歌舞伎 昼の部 松也・右近・萬太郎の「おしどり」、男女蔵の『毛抜』、團十郎の『幡随長兵衛』

五月の歌舞伎座は恒例の團菊祭。コロナでの中断こそあったが、歌舞伎座建て替え中も場所を大阪松竹に移して上演されていた程の大追善興行。加えて今月は亡き左團次の追善興行でもある。倅の男女蔵が二十年ぶりに『毛抜』の粂寺弾正を勤める。泉下の高島屋も…

團菊祭五月大歌舞伎(写真)

團菊祭に行って来ました。ポスターです。 昼の部絵看板です。 同じく夜の部。 もう一年ですか・・・いい役者でした。合掌。。。 二階にはパネル展示もありました。 團菊祭はやはりいいですね~。高島屋の追善興行でもありました。感想は、また別項にて。

映画 鬼平犯科帳「血闘」

映画鬼平犯科帳「血闘」を観てきました。筆者はCSで新鬼平の「本所・桜屋敷」も観ていますが、やはりスクリーンは迫力が違いますね。 配役は幸四郎の平蔵、中村ゆりのおまさ、火野正平の彦十、本宮泰風の佐嶋忠介、浅利陽介の木村忠吾、柄本時生の小野十蔵、…

歌舞伎町大歌舞伎 虎之介・鶴松の『正札附根元草摺』、中村屋親子の『流星』、七之助の『福叶神恋噺』

日本一の歓楽街である歌舞伎町に、芝居の王たる歌舞伎が乗り込んだ歴史的公演。近年全く歌舞伎町に行っていない筆者としては、結構様変わりしたなぁ、と云う印象。歌舞伎町タワーなる物を見るのも初めて。その六階にあるTHEATER MILANO-Za。普段は現代劇やミ…

歌舞伎町大歌舞伎(写真)

歌舞伎町大歌舞伎に行って来ました。宣伝ポスターです。 中村座の定式幕です。 場内には役者の幟も。 この劇場のキャラクターが、電動人形として展示されていました。 中村屋が、一座を率いて歌舞伎町に乗り込みました。ある意味事件ですね。感想はまた改め…