fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

国立劇場九月歌舞伎公演 時蔵・松緑の『妹背山婦女庭訓』(第一部)

国立劇場が建物の老朽化によって立て直しとなり、今月と来月の二ケ月に渡ってさよなら公演が開かれる事となった。筆者は七月の鑑賞教室が最後の歌舞伎公演と勘違いしていた。国立の事だから、最後は文楽で〆るのかと思っていたが、「妹背山」の通し狂言を持…

国立劇場九月歌舞伎公演 『妹背山婦女庭訓』(写真)

国立劇場の九月公演に行って来ました。ポスターです。 初代国立劇場最後の通し狂言のポスターもありました。 吉野川の舞台セットの絵看板です。 今までの国立劇場の上演ポスターの展示もありました。 立て直しが決まっている国立劇場、今から新開場が待ち遠…

秀山祭九月大歌舞伎 昼の部 歌六親子の「金閣寺」、幸四郎の『土蜘』、白鸚・染五郎の『二條城の清正』

歌舞伎座昼の部を観劇。夜の部と同じ位の入りで、賑わいを見せていた。今は何と幸四郎が体調不良で休演していると云う報道があった。病状が判らないので、心配である。まだ若くて体力もある幸四郎なので、すぐに復帰出来ると信じてはいるが・・・。先月も三部全…

秀山祭九月大歌舞伎 夜の部 又五郎親子の「車引」、菊之助親子の『連獅子』、幸四郎・雀右衛門・松緑の『一本刀土俵入』

歌舞伎座夜の部を観劇。歌舞伎座の九月と云えば、云わずと知れた「秀山祭」。播磨屋が二年前に亡くなり、主なき「秀山祭」となってしまったのは本当に寂しいが、甥の幸四郎、娘婿の菊之助を中心に「秀山祭」の名前で継続して上演されているのは嬉しい。入り…

猿翁逝く・・・

先日、悲しいニュースが飛び込んできた。かねて療養中だった猿翁が亡くなった。八十三歳だった。残念でならない。大体男性の平均寿命くらいだろうから、歳に大きな不足はないと云えばそうかもしれないが、あの事件がなければ・・・とつい考えてしまう。痛恨の極…

秀山祭九月大歌舞伎(写真)

秀山祭に行って来ました。ポスターです。 四枚綴りのポスターです。 もう三回忌ですか。早いものです。合掌・・・ 二階に播磨屋のポスターが展示されていました。思い出すなぁ。 無二の歌舞伎役者、播磨屋の追善興行。賑わっていましたが、主のいない秀山祭は、…