fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

二月大歌舞伎 第一部 梅玉・松緑の「御浜御殿綱豊卿」、錦之助・左近の『石橋』

今月残る歌舞伎座一部を観劇。入りは三部と同じくらいだったろうか。今一つと云ったところ。今月は二部の入りが一番良かった。流石松嶋屋が一世一代と銘打った知盛が出ただけの事はある。しかし一部も二部に負けず劣らずの大熱演で、これを観ない芝居好きは…

国立小劇場 二月文楽公演(写真)

国立小劇場の文楽公演に行って来ました。ポスターは以前紹介したので、次回公演の物です。菊之助も必見ですね。 松緑の舞踊公演ポスター。これも観たい。 三部を観劇。呂太夫・清介・玉男と云う、今円熟の極致にある組み合わせでの「俊寛」。もう最高でした…

二月大歌舞伎 第二部 梅枝・千之助・萬太郎の『春調娘七種』、松嶋屋親子の「大物浦」

『ラ・マンチャの男』の中止に続き、歌舞伎座の第三部も19日迄中止に追い込まれた。筆者は第三部は観劇済みだったので幸いしたが、未見の方々はさぞ残念な事だったろう。筆者的には大満足の三部ではなかったが、世評的には評判が良い様なので、未見の方は20…

二月大歌舞伎 第三部 彦三郎・雀右衛門の『鬼次拍子舞』、菊之助親子の『鼠小僧次郎吉』

コロナがまたもや猛威をふるい、まん防法が適用されてしまった中ではあったが歌舞伎座に足を運んだ。そのせいか入りはお寒い感じで、俗に二・八とは云うが、中々厳しい客席だった。だからと云う訳でもなかろうが、芝居も今一つ盛り上がりを欠いていた印象だ…

二月大歌舞伎(写真)

二月大歌舞伎を観劇。ポスター二枚綴りです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部です。 三部「鼠小僧」のポスターです。しかしこの親子、あまり似ていませんね。 コロナが凄い勢いの中、歌舞伎座に行って来ました。感想はまた別項にて綴ります。

令和4年初春歌舞伎公演 菊五郎劇団による『通し狂言 南総里見八犬伝』

一月恒例の劇団による国立劇場公演『通し狂言 南総里見八犬伝』を観劇。コロナが厳しい状況にも関わらず、満員の盛況。歌舞伎座では感染者も出て中止や休演者が出ているが、今のところ国立では出ていないのは幸いだ。何とか千秋楽迄無事完走を祈りたい。勿論…

令和4年初春歌舞伎公演『通し狂言 南総里見八犬伝』(写真)

初春国立劇場公演を観劇。ポスターです。 お正月らしいこんなポスターも。 「八犬伝」の大凧もありました。 歌舞伎の役柄の押絵羽子板の展示がありました。 二年ぶりに劇団の正月公演を観劇しました。感想はまた別項にて。

壽 初春大歌舞伎 第三部 猿弥+浅草組の『岩戸の景清』、猿之助の「四の切」

コロナの拡大に歯止めがかからず、今日から遂に蔓延防止法が発令される事となってしまった。取り敢えず三週間強の適用との事だが、果たしてそれで収まるのか・・・下火にならなければ、更に緊急事態宣言と云う可能性もあるだろう。高齢者へのワクチン接種が始ま…

壽 初春大歌舞伎 第二部 梅玉・魁春・芝翫・又五郎・鴈治郎の『春の寿』、幸四郎の『艪清の夢』

コロナが凄い勢いを見せて来ている。歌舞伎界も虎之介が感染。14日の一部が中止になり、扇雀・七之助・成駒屋三兄弟が休演。三部で主役を勤めている松也も濃厚接触者と認定され休演で猿弥が代役となった。筆者はまだ三部を観劇していないので、多分猿弥バー…

壽 初春大歌舞伎 第一部 中村屋兄弟・獅童の『一條大蔵譚』、『祝春元禄花見踊』

今年も初春大歌舞伎を観劇。今月から入場規制を前月迄の50%から68%に緩和。18%の違いだが、印象は大分違う。入りも良く、初春らしい賑わいをみせていた。しかもこの部は獅童の息子陽喜君の初お目見え。確かにこれでお客が入らなければ、問題だろう。コロナは…

壽 初春大歌舞伎(写真)

初春大歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 遂に三階の物故者パネルに・・・播磨屋。。。 三階のパネルを観て、あぁもう播磨屋はいないのだと・・・新年早々悲しい気持ちになってしまいました。役者の皆さんには先代三平じゃ…

私が観た令和三年歌舞伎 極私的ベスト10

明けましておめでとうございます。去年もコロナの猛威が吹き荒れましたが、歌舞伎座は毎月幕が開き、一昨年より多くの芝居が観れた一年でした。またぞろコロナが復活しつつあるのが気掛りですが、何とか無事に毎月の幕が上がる事を祈念しております。恒例の…

南座 吉例顔見世興行 第三部 幸四郎・愛之助の『雁のたより』、『蜘蛛絲梓弦』

続いて南座顔見世第三部を観劇。やはりこちらも大入り。京都の芝居好き、熱いです。三部は幸四郎と愛之助の顔合わせ。今をときめく東西のトップ花形ががっぷり四つに組んで、素晴らしい芝居を見せてくれた。と云ってもお互い十八番をぶつけ合うと云う形では…

南座 吉例顔見世興行 第一部 壱太郎の『晒三番叟』、成駒家兄弟の『曽根崎心中』

南座一部を観劇。二部同様大入りの盛況。この部は亡き山城屋三回忌追善狂言と銘打っての上演。そうか、もう一年たったのか・・・と感慨一入。筆者が山城屋を観れたのは今から思うともう晩年だったが、幾つかの素晴らしい狂言を観る事が出来た。殊に印象深かった…

南座 吉例顔見世興行 第二部 孝太郎・隼人・芝翫の「三人吉三」、松嶋屋・芝翫の『身替座禅』

京都南座の顔見世二部を観劇。歌舞伎座より入場規制が緩く、七割位は入れていたのではないだろうか。客席は大入りの盛況。時折雪もちらつく極寒の中だったにも関わらず、流石は伝統の南座顔見世。松嶋屋に東京から芝翫と隼人が加わった形。重鎮から若手花形…

十二月大歌舞伎 松緑・七之助の「吉野山」、大和屋・松緑・七之助の『信濃路紅葉鬼揃』

歌舞伎座三部を観劇。流石大和屋、入場規制下ではあるが、大入りだった。勿論出ているのは大和屋だけでなく、松緑も七之助も出てはいる。しかしこの入りはやはり大和屋だろう。古希を過ぎた今も、大和屋の衰えぬ集客力を見せつけた感じだ。そしてまたその芝…

南座 吉例顔見世興行(写真)

南座顔見世に行って来ました。今年も無事まねき上げが上がって良かったです。 ポスターです。 一部は山城屋の追善公演。パネル展示がありました。 近年は個人的に、師走の京都が吉例になりました。歌舞伎座の初春公演とセットで年中行事です。感想はまた別項…

国立劇場十二月 文楽公演(写真)

国立劇場の文楽公演を観劇。ポスターをレトロっぽくモノクロにしてみました。 おめでとうございます。 こちらも必見ですね。 文楽の師走公演に行って来ました。満員の盛況でした。中堅・若手主体の座組で、味付けとしては若干あっさり気味でしたが、やはり「…

十二月大歌舞伎 勘九郎・右近の『男女道成寺』、菊之助・勘九郎の『ぢいさんばあさん』

歌舞伎座二部を観劇。一部程ではないが、まぁそれなりの入りと云う感じ。芝居の良さもさることながら、岳父・播磨屋を亡くした悲しみを堪えながらの菊之助の熱演には、自然と目頭が熱くなる。勘九郎にしても、祖父迄遡れば濃厚な姻戚関係にある。悲しい気持…

十二月大歌舞伎 第一部 猿之助の『新版 伊達の十役』

播磨屋が亡くなって、初めての歌舞伎座。偉大な座頭を失って、筆者は勿論だが歌舞伎座も大きな喪失感に包まれている事だろう。しかし場内には何の掲額もなかった。目出度い興行中に訃報は似つかわしくないと云う事だろうが、あれほどの役者を喪ったのだ。何…

十二月大歌舞伎(写真)

十二月大歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 一部のポスター。猿之助の政岡と弾正ですね。 播磨屋を亡くした歌舞伎座は心なしか寂し気だった様な・・・。感想はまた改めて綴ります。

播磨屋、逝く・・・(号泣)

今年の三月に倒れて以来容態が心配されていた播磨屋だったが、日本全国の歌舞伎ファンの願いも叶わず先月28日、天に召された。享年七十七歳だった。残念とも無念とも、何とも表現の仕様がない。こうやって文章を書いていても涙が出て来る。昨日の女婿菊之助…

歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎 第三部 花形勢揃いの『花競忠臣顔見勢』

歌舞伎座三部を観劇。かなりいい入りで、二部とどっこい位入っていた印象。まぁこのメンバーで入らなかったら、歌舞伎の明日はないだろう(笑)。コロナ禍で「忠臣蔵」の様な長い狂言は出せないだろうとこのブログでも書いたが、幸四郎・猿之助がそれならばと…

歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎 第二部 三津五郎追善の『寿曽我対面』、松嶋屋の『連獅子』

歌舞伎座二部を観劇。大入りと迄は行っていない様だったが、かなりの入り。やはり三津五郎の追善と、松嶋屋の史上最高齢での『連獅子』がお客を呼び寄せたのだろうか。これ位入れば、役者もやりがいがあろうと云うもの。まぁ入りが悪くてもしっかりいい芝居…

歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎 第一部 愛之助・壱太郎の『神の鳥』、高麗屋・魁春の『井伊大老』

歌舞伎座一部を観劇。国立と違い歌舞伎座はまだ入場規制が継続されている。桟敷にも人が入っていて、入りはまずまずと云ったところか。先頃来年一月からは、全エリアにおいて、間隔を空けた二席並びにすると発表があった。徐々に規制を緩めて行く方向性の様…

歌舞伎座 吉例顔見世大歌舞伎(写真)

顔見世を観劇。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 もう七回忌ですか・・・本当に名人でした。 今年も早こんな季節になりましたか・・・ 歌舞伎座の顔見世に行って来ました。今年も十一月、早いものです。

国立劇場十一月歌舞伎公演 芝翫の「熊谷陣屋」

続いてはいよいよ「熊谷陣屋」。芝翫の次郎直実、錦之助の義経、児太郎の藤の方、橋之助の軍次、松江の景高、孝太郎の相模、鴈治郎の弥陀六と云う配役。しかも今回は筆者待望の相模と藤の方の「入り込み」から出る。これを観ずして、一体今月は他に何を観る…

国立劇場十一月歌舞伎公演 『一谷嫩軍記』より鴈治郎の「御影浜浜辺の場」

十一月国立劇場歌舞伎公演を観劇。国立は歌舞伎座に先駆けて最前列を除く全席にお客を入れている。要するにほぼ制限なし。ならば大向うも解禁かと思いきや、声出しはNG。一体いつになったら大向うが解禁されるのだろうか。歌舞伎と大向うは一体のものだと云…

国立劇場十一月歌舞伎公演 『一谷嫩軍記』(写真)

国立劇場に行って来ました。ポスターです。 橋之助の事前説明コーナーの撮影が許可されました。黒子ちゃんと2ショット。 芝翫が以前の公演で使用した制札が展示されていました。これは貴重だ。 芝翫の丸本をたっぷり堪能して来ました。感想はまた改めて綴り…

十月大歌舞伎 第二部 高麗屋の「時平の七笑」、松緑・鷹之資の『太刀盗人』

のっけから二部の感想とは全く関係ないが、音羽屋の文化勲章受章が発表された。誠に目出度い限りだ。山城屋が亡くなって以降、当代の歌舞伎役者で文化勲章受章者はいなくなっていたので、歌舞伎界にとっても大きな慶事だろう。その実力・実績からして当然の…