fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

十一月 吉例顔見世大歌舞伎(写真)

顔見世に行って来ました。役者の写真が載っていないポスターは珍しい。 昼の部絵看板です。 同じく夜の部。 松嶋屋と菊之助のポスター。いいですねぇ、二人とも。 我が国はGDPでドイツに抜かれ、早晩インドにも抜かれて世界第五位に転落しそうですが、歌舞伎…

シネマ歌舞伎 大和屋と高橋惠子の『日本橋』(写真)

久々にシネマ歌舞伎を観に東劇に行って来ました。 ポスターです。 大和屋の写真展示がありました。 シネマ歌舞伎を観たのは何年ぶりだろう。泉鏡花の『日本橋』。新派の舞台です。2011年に上演された芝居の様ですね。原作を端折って、二時間半にまとめていま…

国立劇場 さよなら公演 芝翫・菊之助の『妹背山婦女庭訓』<第二部>

国立劇場さよなら公演の後半。いよいよフィナーレである。入りは七分と云ったところか。さよなら公演なのでもう少し入って欲しいところだったが、やはり丸本の大作と云うのは、受けが悪いのだろうか。筆者は大好きなのだが。国立劇場は通し狂言を原則として…

国立劇場 さよなら公演 『妹背山婦女庭訓』<第二部> (写真)

国立劇場のさよなら公演に行って来ました。ポスターです。 「入鹿誅殺の場」の絵看板です。 ゆるキャラマスコットが全員集合で国立劇場との別れを惜しんでいしまた。 今月もロヒーで昔のポスター展示がありました。 本当にこれでさよならの初代国立劇場。舞…

錦秋十月大歌舞伎 昼の部 松緑の『天竺徳兵衛韓噺』、獅童・寺島しのぶの『文七元結物語』

歌舞伎座昼の部を観劇。ニュースが流れた時から話題の寺島しのぶ歌舞伎座初出演。子役の時は出た事があるのかもしれないが、齢五十を過ぎた女優が歌舞伎座の舞台、それも本公演に出るのは事件と云えるだろう。これが大成功に終わると、全ての女形の背筋が寒…

御園座 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演 松嶋屋と大和屋の「四谷怪談」、『神田祭』

去年に引き続き、秋の名古屋遠征。食べ物も美味しくていい所ですね、名古屋は。ドラゴンズは情けなかったですが、愛知には藤井聡太がいる(笑)。十一日の対局は本当に凄い将棋だった。まぁこのブログの主題には関係ありませんが。話し変わって御園座公演。筆…

御園座 片岡仁左衛門 坂東玉三郎 錦秋特別公演(写真)

御園座の松嶋屋と大和屋の公演に行って来ました。ポスターです。 松嶋屋・大和屋・隼人の幟です。 通路の壁に勧進帳の額がかかっていました。 去年に引き続いて名古屋に遠征して来ました。賑わっていましたね。感想はまた改めて綴ります。

錦秋十月大歌舞伎 夜の部 獅童・巳之助の「角力場」、雀右衛門・錦之助の『菊』、彌十郎の『水戸黄門』

歌舞伎座夜の部を観劇。入りは八分と云ったところか。まずまず最近はこれ位は入る様になった。松竹の株価は下がっているが、歌舞伎座の入りはコロナ前にかなり戻って来た印象だ。獅童はいるものの、今旬の花形世代が殆ど出ていない座組でこれだけ入れば良し…

錦秋十月大歌舞伎(写真)

十月大歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 昼の部絵看板です。明るい内だとガラスに映りこんで上手く撮れません。。。 同じく夜の部。 三狂言のポスターです。 ようやく暑さも和らいで、秋めいて来ました。感想はまた改めて綴る事とします。

国立劇場九月歌舞伎公演 時蔵・松緑の『妹背山婦女庭訓』(第一部)

国立劇場が建物の老朽化によって立て直しとなり、今月と来月の二ケ月に渡ってさよなら公演が開かれる事となった。筆者は七月の鑑賞教室が最後の歌舞伎公演と勘違いしていた。国立の事だから、最後は文楽で〆るのかと思っていたが、「妹背山」の通し狂言を持…

国立劇場九月歌舞伎公演 『妹背山婦女庭訓』(写真)

国立劇場の九月公演に行って来ました。ポスターです。 初代国立劇場最後の通し狂言のポスターもありました。 吉野川の舞台セットの絵看板です。 今までの国立劇場の上演ポスターの展示もありました。 立て直しが決まっている国立劇場、今から新開場が待ち遠…

秀山祭九月大歌舞伎 昼の部 歌六親子の「金閣寺」、幸四郎の『土蜘』、白鸚・染五郎の『二條城の清正』

歌舞伎座昼の部を観劇。夜の部と同じ位の入りで、賑わいを見せていた。今は何と幸四郎が体調不良で休演していると云う報道があった。病状が判らないので、心配である。まだ若くて体力もある幸四郎なので、すぐに復帰出来ると信じてはいるが・・・。先月も三部全…

秀山祭九月大歌舞伎 夜の部 又五郎親子の「車引」、菊之助親子の『連獅子』、幸四郎・雀右衛門・松緑の『一本刀土俵入』

歌舞伎座夜の部を観劇。歌舞伎座の九月と云えば、云わずと知れた「秀山祭」。播磨屋が二年前に亡くなり、主なき「秀山祭」となってしまったのは本当に寂しいが、甥の幸四郎、娘婿の菊之助を中心に「秀山祭」の名前で継続して上演されているのは嬉しい。入り…

猿翁逝く・・・

先日、悲しいニュースが飛び込んできた。かねて療養中だった猿翁が亡くなった。八十三歳だった。残念でならない。大体男性の平均寿命くらいだろうから、歳に大きな不足はないと云えばそうかもしれないが、あの事件がなければ・・・とつい考えてしまう。痛恨の極…

秀山祭九月大歌舞伎(写真)

秀山祭に行って来ました。ポスターです。 四枚綴りのポスターです。 もう三回忌ですか。早いものです。合掌・・・ 二階に播磨屋のポスターが展示されていました。思い出すなぁ。 無二の歌舞伎役者、播磨屋の追善興行。賑わっていましたが、主のいない秀山祭は、…

南座 坂東玉三郎特別公演 大和屋と愛之助の『怪談 牡丹燈籠』

個人的に、近年恒例となっている夏の京都遠征。カンカン照りではなかったが、やはり京都は暑い。外国人観光客も多く、人出はコロナ前に戻った様な印象を受ける。去年に引き続いての大和屋と愛之助による南座特別公演。客席もほぼ満員の入りで、大和屋と愛之…

南座 坂東玉三郎特別公演(写真)

南座の玉三郎特別公演に行って来ました。 ポスターです。 今年の顔見世はこれ。行きたいけど、チケット取れるかなぁ。。。 暑い京都に行って来ました。外国人観光客がまぁ多かったですね。これだけ円安なら、そりゃ行きたくもなりますわな。感想はまた別項にて…

歌舞伎座 八月納涼歌舞伎 第三部 隼人・幸四郎・中車の『新・水滸伝』

歌舞伎座三部を観劇。こちらも一部・二部と同様の入り。今月は三部とも満席に近い入りで、気候同様熱い舞台が繰り広げられた。納涼歌舞伎は元々勘三郎と三津五郎が若い人に歌舞伎を観て貰いたいと始めた興行。三部制なのでコンパクトだし、料金も若干リーズ…

歌舞伎座 八月納涼歌舞伎 第二部 幸四郎・勘九郎・獅童の『新門辰五郎』、巳之助・児太郎の『団子売』

歌舞伎座二部を観劇。平日にも関わらず、一部同様満席に近い入り。夏休みと云う事もあるだろうが、猿之助不在でもお客が入るのは嬉しい事だ。云っても詮無い事だが、これで猿之助がいれば・・・改めて無念の思いがつのる。現在起訴中の猿之助だが、何とか執行猶…

歌舞伎座 八月納涼歌舞伎 第一部 獅童・七之助の『裸道中』、勘九郎・幸四郎・扇雀の『大江山酒呑童子』

納涼歌舞伎の一部を観劇。猿之助不在乍ら、ほぼ満員の入り。中でも幸四郎は三部全てに出演する大車輪の活躍で、猿之助の穴を埋めるべく奮闘していた。この酷暑の中、齢五十を超えて若くはない幸四郎、体力的にも厳しいものがあるであろう。身体にだけはくれ…

歌舞伎座 八月納涼歌舞伎(写真)

八月納涼歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 二階で出演者のサイン入り団扇が展示されていました。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 猿之助不在の納涼歌舞伎。華やかでしたが、やはりどこか寂しい。幸四郎との名コンビが観たかったですね。感想は…

歌舞伎座 七月大歌舞伎 夜の部 児太郎・男女蔵の『神霊矢口渡』、團十郎の「め組の喧嘩」、成田屋親子の『鎌倉八幡宮静の法楽舞』

歌舞伎座夜の部を観劇。成田屋親子が出るとあって、満員の盛況。流石成田屋、集客力は梨園随一だ。私の知り合いでも毎月歌舞伎を観る訳ではないが、この親子は必ず観ると云う人がいる。寺島しのぶが十月に出演する事が本決まりになった事でもあり、團十郎は…

大阪松竹座開場100周年記念 七月大歌舞伎 昼の部 隼人・虎之介・彌十郎・千之助・染五郎の『吉例寿曽我』、菊之助の『京鹿子娘道成寺』、成駒家兄弟の「沼津」

続いて大阪松竹座の昼の部を観劇。こちらもほぼ満員の盛況。大阪では東京と違って、毎月歌舞伎興行が行われている訳ではないので、関西の見物衆には待ちに待ったと云う感じなのかもしれない。反応も東京より熱く感じられ、役者を乗せるのが上手いなぁと思う…

大阪松竹座開場100周年記念 七月大歌舞伎 夜の部 松嶋屋の「俊寛」、幸四郎・米吉の『吉原狐』

二年ぶりに大阪遠征。まぁとにかく人出が凄い。何かで読んだが、外国人に一番人気のある日本の観光地は大坂だぞうだ。本当に外国人が多い。いかにも大阪的でごちゃごちゃしており、東京の人混みとは少し違う感じがある。松竹座も満員御礼の札が下がっており…

大阪松竹座開場100周年記念 七月大歌舞伎(写真)

大阪松竹座に遠征して来ました。 ポスターです。 二年ぶりに来ましたが、三階の物故役者写真展示にこの三人が・・・合掌。 二年ぶりの大阪遠征。劇場もでしたが、街全体がとにかく凄い人出でした。感想はまた別項にて。

歌舞伎座 七月大歌舞伎 中車の『菊宴月白浪』

歌舞伎座昼の部を観劇。平日にもかかわらず、ほぼ満員の入り。猿之助があんな事になってしまって、代役で奮闘している中車が何かと話題になっているお陰でもあろうか。今大変な時を迎えている澤瀉屋だが、中車を先頭に頑張って行って貰いたいものだ。大変と…

歌舞伎座 七月大歌舞伎(写真)

七月大歌舞伎を観劇して来ました。ポスターです。 いよっ、成田屋!決まってます。 親子の大凧宙乗りポスター。秀逸です。 新しい緞帳が紹介されていました。華やかで美しい。 猿之助不在の七月大歌舞伎。何かと話題ですね。中車、大奮闘でした。賑わってい…

七月 国立劇場歌舞伎鑑賞教室 芝翫・錦之助の『双蝶々曲輪日記-引窓-』

先月に続いて国立劇場歌舞伎鑑賞教室を観劇。先月と打って変わり、一階席はほぼ満席。二階席に若干空席はあったが、まずまずの入りだろう。この秋で建て替えが決まっている国立劇場。いよいよ初代の上演も残り少なくなってきた。歌舞伎の一ケ月興行は今月が…

七月 国立劇場歌舞伎鑑賞教室 『双蝶々曲輪日記-引窓-』(写真)

今月も国立の歌舞伎鑑賞教室に行って来ました。ポスターです。 これが最後の公演になりますかね。勿論駆けつけるつもりです。 見物衆からの思い出の寄せ書き展示です。 国立劇場さよならスタンプを上演台本に押して来ました。 いよいよ初代国立劇場さよなら…

六月大歌舞伎 夜の部 松嶋屋の権太、松緑の狐忠信

歌舞伎座夜の部を観劇。超満員ではないが、ほぼ満席の入り。流石松嶋屋・松緑と揃う座組だけの事はある。しかも狂言が『義経千本桜』の「すし屋」と「四の切」ときている。久しぶりに丸本をたっぷり堪能出来た。コロナ過では中々出来なかった狂言立て。これ…