fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2022-01-01から1年間の記事一覧

南座 坂東玉三郎 特別公演(写真)

南座大和屋公演に行って来ました。 ポスターです。 これも興味深いのですが、十月は御園座もあるので流石に財政が破綻しそう・・・。 二ヶ月連続で京都遠征して来ました。感想はまた改めて綴ります。

八月納涼歌舞伎 第一部 幸四郎・勘九郎の『安政奇聞佃夜嵐』、猿之助・團子の『浮世風呂』

歌舞伎座二部を観劇。入りは一部とほぼほぼ同じくらいだったろうか。まん延防止法などが出されていた時期にはかなり寒い入りの時もあったが、最近はそう云う事はなくなった。入りが悪くても素晴らしい舞台に幾つか立ち会えたが、やはり入りはいいに越した事…

八月納涼歌舞伎 第一部 成駒屋兄弟の『新選組』、中村屋兄弟の『闇梅百物語』

八月納涼歌舞伎を観劇。今月から座席制限が撤廃された。まだ大向うや飲食は禁止だが、また一歩通常興行に近づいた。ただまたコロナにより一部の公演が明日迄中止となってしまった。状況はまだまだ予断を許さない。チケットを押さえている身としては、果たし…

八月納涼歌舞伎(写真)

歌舞伎座に行って来ました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部です。 酷暑の中、今月もまた歌舞伎座に行って来ました。感想はまた改めて綴ります。いや~しかし暑いです。

南座七月 坂東玉三郎 特別舞踊公演 『高尾』、『藤娘』

ここのところ訃報続きでこのブログも暗いオープニングばかりだったが、久々に嬉しいニュースが飛び込んできた。梅玉の重要無形文化財の保持者(人間国宝)認定である。梨園はここ数年、山城屋、播磨屋、秀太郎、そして先月の田之助と四人の人間国宝が立て続…

南座七月 坂東玉三郎 特別舞踊公演 (写真)

南座の大和屋舞踊公演に行って来ました。 ポスターです。 来月の南座公演。こちらもチケット押さえました。無事上演されます様に・・・ 南座に行って来ました。祇園祭期間中なので、賑わっていましたね。感想はまた別項にて綴ります。

七月大歌舞伎 猿之助の「小栗判官」

とうとう千秋楽迄の全公演が中止になってしまったが、筆者は運よくこの一部も観劇出来た。こちらもいい入りで、今月は三部とも盛況であったのは嬉しい限りだ。ただ今のコロナの状況を見ると、来月の入りは少々心配だ。筆者は別に松竹と何の縁もゆかりもない…

七月大歌舞伎 第三部 菊之助親子の『風の谷のナウシカ』

コロナが過去最大の広がりをみせ、遂に歌舞伎座の全演目が今月一杯中止となってしまった。猿之助・菊之助も感染し、菊之助はともかく猿之助は来月の二部・三部にも出演が決まっている。果たして来月は初日から無事芝居の幕は上がるのだろうか。加えて芝翫親…

七月大歌舞伎 第二部 海老蔵の『夏祭浪花鑑』、成田屋親子の『雪月花三景』

このブログの主題とは関係ないが、最初にこのニュースにふれない訳にはいかない。安倍元総理が銃撃され、亡くなった。六十七歳だった。どんな理由であれ、人を殺害するなど許されるものではない。真からの怒りを禁じえない。この秋、国葬儀をもって弔われる…

七月大歌舞伎(写真)

歌舞伎座に行って来ました。ポスターです。 「小栗判官」と「夏祭」の絵看板です。 同じく「仲国」、「ナウシカ」です。 三演目揃ったポスターです。 團十郎襲名公演ポスター。流石、千両役者ですな。 七月大歌舞伎を観劇。感想はまた改めて綴ります。

六月大歌舞伎 第二部 白鸚・染五郎の『信康』、梅玉・雀右衛門・松緑・扇雀の『勢獅子』

歌舞伎界に新しいスター役者が誕生した。他でもない、高麗屋の御曹司・染五郎である。今月の歌舞伎座は三部ともいい入りだったが、その中でも筆者が観劇した日に限る話しではあるが、この二部が最もいい入りだった。今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』におい…

六月大歌舞伎 第一部 松緑・巳之助・壱太郎の「車引」、猿之助の『猪八戒』

歌舞伎座の感想の前に、またもや悲しいニュースに触れなければならない。澤村田之助 の訃報である。先日亡くなった竹三郎と同い年の享年八十九歳だった。まさかこのプログの書き出しが二回連続で訃報になるとは・・・残念でならない。人間国宝でもあり、横綱審…

六月大歌舞伎 第三部 大和屋と新派合同による『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

歌舞伎座の感想の前に、昨日突然痛恨のニュースが飛び込んで来た。坂東竹三郎の訃報である。八十九歳だったと云う。本当に残念でならない。去年の秀太郎に続き、いるだけで上方の匂いを出せる貴重な役者を喪ってしまった。最後の舞台が昨年十二月の南座『雁…

六月大歌舞伎(写真)

六月大歌舞伎を観劇しました。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 一部のポスターです。 二部のポスター。染五郎、凛々しいです。 博多座の興奮が冷めやらぬ中、歌舞伎座に行って来ました。感想はまた改めて綴ります。

六月博多座大歌舞伎 昼の部 彦三郎・萬太郎の『橋弁慶』、菊之助の『鷺娘』、音羽屋の「すし屋」

続けて博多座昼の部を観劇。入りは大体夜の部と同じ位だったろうか。夜の部は大作二演目だったが、こちらは三演目。本当に今年の博多座はいい演目が揃っている。これだけの狂言と役者が並んでいると、東京からでも行きたくなると云うものだ。毎月こんな狂言…

六月博多座大歌舞伎 夜の部 菊之助の「魚屋宗五郎」、芝翫・梅枝・萬太郎・時蔵の「関扉」

去年に続いて博多座の歌舞伎公演を観劇。去年はコロナ真っ盛りの中で、不謹慎とは思ったが遠征した。店は殆ど夜は閉まっており、ホテルの部屋で食事と云う有様だった。それに比べると今はかなり状況が良くなっている事が実感出来る。このまま何とかコロナ収…

六月博多座大歌舞伎(写真)

博多座に劇団の公演を観に行きました。ポスターです。 音羽屋自ら映像で公演のPR。 博多座1Fのレストラン名物「博多座カレー」。ここに来た時は必ず食べます。 歌舞伎座と違い、昼夜二部制。名狂言が並んだ充実の公演を堪能して来ました。感想はまた別項にて…

團菊祭五月大歌舞伎 第一部 松緑・雀右衛門の「金閣寺」、魁春・新悟の『あやめ浴衣』

歌舞伎座一部を観劇。平日の昼だったので入りは少し寂しい印象。しかし芝居の内容は大変充実しており、今月の中では最も素晴らしいものだった。何と云っても雀右衛門が襲名以来六年ぶりに演じる雪姫の見事なこと!先代からの当たり役であり、近年大和屋が演…

国立小劇場 5月文楽公演(写真)

国立劇場の文楽公演に行って来ました。ポスターです。 千秋楽でした。満席でしたね。 松嶋屋休演により歌舞伎座の演目が変わった為、まるかぶりになってしまいましたね。写真ですから加工もあるでしょうが、古希を過ぎてもお奇麗ですね、二宮さん。 こちらも…

團菊祭五月大歌舞伎 第二部 海老蔵の『暫』、音羽屋三代の『土蜘』

歌舞伎座二部を観劇。今年初めて海老蔵が歌舞伎座に登場するとあって、ほぼ満席状態。巷間色々云われている海老蔵だが、その集客力はやはり梨園の内に並ぶ者がない。今回は團菊祭とあって、同じ部で歌舞伎十八番と新古演劇十種が激突すると云う狂言立て。松…

團菊祭五月大歌舞伎 第三部 梅玉・隼人・莟玉の『市原野のだんまり』、右近・巳之助の『弁天娘女男白浪』

皐月の歌舞伎座に團菊祭が三年ぶりに帰ってきた。憎んでも憎みきれないコロナの為に、ここ二年團菊祭と銘打った興行が行われなかった。少しずつ歌舞伎座に日常が戻ってきつつあるのを実感する。次はぜひ大向うを解禁して貰いたいものだ。と云うのも今月くら…

團菊祭五月大歌舞伎(写真)

團菊祭、行って来ました。ポスターです。 「金閣寺」のポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 久しぶりの團菊祭。やはり五月の歌舞伎座はこれでないと。何かと話題を振りまく海老蔵が、今年初めて歌舞伎座に登場。まだ二部は観ていませんが、…

四月大歌舞伎 第三部 高麗屋親子の「荒川の佐吉」、梅玉・又五郎・成駒家兄弟の「時鳥花有里」

歌舞伎座第三部を観劇。入りは他の部より劣るが平日としては悪くはない、そこそこの入りと云った感じだろうか。しかしこの部を観ていない芝居好きは勿体ない事をしたものだと思う。白鸚がようやく今年初めて歌舞伎座に登場。『ラ・マンチャの男』ファイナル…

四月大歌舞伎 第一部 松緑・猿之助・愛之助の『天一坊大岡政談』

歌舞伎座一部を観劇。大入りと迄は行かないが、入りはまず良好。観劇したのが平日の昼間だったとは云え、今を時めく花形三人が揃った座組なので、これ位は入らないと歌舞伎興行に明日はないだろう(笑)。そして芝居も実に素晴らしく、鮮烈な「大岡政談」であ…

四月大歌舞伎 第三部 松嶋屋・大和屋の『ぢいさんばあさん』、大和屋と成駒屋兄弟の『お祭り』

歌舞伎座第三部を観劇。まん防法はとけたが、感染者数は増えもしないが減りもしないと云うところで、またいつ次の波が押し寄せて来るか判らない状況が実に気掛りだ。この後GWもあり、またぞろまん防法が適用されるか、予断を許さない現状である。そんな中だ…

四月大歌舞伎(写真)

四月大歌舞伎を観劇しました。ポスターです。 一部絵看板です。狂言は一つだけですが、看板は二枚あります。 同じく二部・三部。三部は絵のタッチが違いますね。 寒い日が多かった四月ですが、ようやく春らしい陽気が戻ってきた中、観劇して来ました。感想は…

三月大歌舞伎 第三部 芝翫・魁春・雀右衛門・孝太郎・幸四郎の「輝虎配膳」、幸四郎の「石川五右衛門」

今月残る歌舞伎座第三部を観劇。平日に観劇したが、中々の入り。まん防法も解除されて、徐々に客足が戻って来ているのだろうか。だとしたらおめでたい事だ。やはり入りが良い方が、役者もやり甲斐があると云うものだろう。客席の熱気に応えるかの様な、力の…

国立劇場三月歌舞伎公演 菊之助・丑之助親子の「盛綱陣屋」

国立劇場三月公演を観劇。以前小劇場で絶品とも云うべき「髪結新三」を上演した時などは空席が目立ち、このブログでも「この芝居を観ないとは、江戸の芝居好きも落ちたものだ」と云う様な趣旨の記事を書いたものだった。しかし朝ドラへの出演が菊之助の知名…

国立劇場三月歌舞伎公演(写真)

国立劇場の歌舞伎公演に行って来ました。ポスターです。 菊之助が「道成寺」と「鑑獅子」について語っている映像が流されていました。 「盛綱陣屋」の歴史的公演の写真が展示されていました。初代吉右衛門演じる盛綱に対する小四郎は、何と先代雀右衛門!(見…

三月大歌舞伎 第一部 猿之助・中車・笑也の『新・三国志』

歌舞伎座一部を観劇。こちらも二部同様大入りとまではいかないが、かなりいい入り。猿之助・中車と揃えばまぁそれも当然か。遂にスーパー歌舞伎が歌舞伎座にお目見え。療養中の猿翁も感慨深いのではないだろうか。だが誰に遠慮したものか、「スーパー歌舞伎…