fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2019-01-01から1年間の記事一覧

四月大歌舞伎(写真)

歌舞伎座四月大歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 昼の部絵看板です。 夜の部絵看板です。 大幹部揃い踏みポスター。決まってます。 中川氏が云っていた程空席はなかったですね。感想はまた別項にて。

中央コース 松竹大歌舞伎 高麗屋親子の「車引」 幸四郎の『奴道成寺』

公文協中央コース、高麗屋襲名巡業を観劇しに三鷹へ。その感想を綴る。 まず襲名披露口上で幕あけ。通常と違い、口上を一番先に持って来るところが、進取の気性に富む高麗屋らしい。中央に高麗屋親子が並び、梅玉・宗之助・高麗蔵・錦吾・廣太郎と揃った口上…

中央コース 松竹大歌舞伎(写真)

公文協中央コース、三鷹に行って来ました。完売御礼の貼り紙。 お土産売り場。かなりの行列で、良く売れている様でした。 舞台です。左が揚幕と花道。短かっ! 盛況でしたねぇ。評論家の中川右介氏が、四月の歌舞伎座チケットが売れていないと書いていました…

三月大歌舞伎 夜の部 猿之助の『弁天娘女男白浪』

三月大歌舞伎夜の部、偶数日の猿之助で「弁天小僧」を観劇。その感想を綴る。 三月は幸四郎と猿之助を競わせる様に、「弁天小僧」と『雷船頭』を日替わりで交互に演じさせている。松竹の戦略に見事に嵌り、どちらも観劇した。 『盛綱陣屋』は何度観てもいい…

三月大歌舞伎 昼の部 白鸚の「吃又」

歌舞伎座昼の部を観劇。その感想を綴る。 何と云っても白鸚の「吃又」である。30年ぶりだと云う。今回は「近江国高嶋館の場」からの上演。この場、筆者は初めて観た。囚われの身になった幸四郎の狩野元信が、自らの血で虎を描くとそれが抜け出て猿弥の道犬を…

三月大歌舞伎 昼夜 写真

歌舞伎座を昼夜観劇。ポスターです。 昼の部の絵看板。 夜の部の絵看板。 昼の部のポスター。「吃又」素晴らしかったです。 夜の部のポスター。既に幸四郎の弁天は観劇したので、この日は猿之助。 感想はまた別項にて綴ります。

国立小劇場 3月歌舞伎公演 扇雀の綱豊卿、菊之助の「関扉」

国立小劇場を観劇。その感想を綴る。 幕開きは『御浜御殿綱豊卿』。扇雀初役の綱豊卿、歌昇これも初役助右衛門、又五郎の勘解由、虎之介のやはり初役お喜世と云う配役。初役ばかりで如何かと思ったが、中々どうして熱演だった。 扇雀は事前のインタビューで…

国立小劇場 3月歌舞伎公演『元禄忠臣蔵』『積恋雪関扉』 写真

国立小劇場の歌舞伎公演に行って来ました。 亡き團十郎が植樹した熊谷桜が咲いていました。 これも絶対に行きます。 扇雀の綱豊卿と、菊之助の関扉。感想はまた別項で。

三月大歌舞伎 夜の部 松嶋屋の「盛綱陣屋」、高麗屋親子の『弁天娘女男白浪』

三月大歌舞伎夜の部を観劇。その感想を綴る。 幕開きは『近江源氏先陣館』。いきなりの重厚な義太夫狂言だ。松嶋屋の盛綱、左團次の和田兵衛、秀太郎の微妙、歌六の時政、雀右衛門の篝火と云う超重量級の布陣。小四郎と小三郎に勘太郎・寺嶋眞秀と御曹司二人…

二月大歌舞伎 夜の部 松緑の『名月八幡祭』

二月の夜の部松緑2度目の「縮屋新助」その感想を綴る。 こちらも辰之助の追善狂言。松緑の新助、大和屋の美代吉、松嶋屋の三次、梅玉の慶十郎、歌六の魚惣と云う配役。全てが本役で、二月の出し物では、「熊谷陣屋」に次ぐいい狂言だった。 筆者は松緑初役の…

二月大歌舞伎 昼の部 松緑の権太、音羽屋・時蔵の『暗闇の丑松』

続いて昼の部の感想を綴る。 幕開きは『義経千本桜・すし屋』。松緑初役の権太、團蔵の弥左衛門、橘太郎のおくら、芝翫の梶原、菊之助の弥助実は維盛、梅枝のお里と云う配役。先代松緑の追善を当代松緑が行う。かつて先代勘三郎は、倅の十八代目に「歌舞伎座…

二月大歌舞伎 夜の部 播磨屋の「熊谷」

二月歌舞伎座、昼夜観劇。まず素晴らしかった「熊谷陣屋」から感想を綴る。 幕開きの『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』。播磨屋の熊谷、魁春の相模、雀右衛門の藤の方、歌六の弥陀六、菊之助の義経、又五郎の軍次と云う、まず当代考えうる限り最高の配役での「陣屋」…

二月大歌舞伎(写真)

二月大歌舞伎を観劇。ポスターです。 もう32年かぁ・・・こうして見ると似ていますね、松緑に。 権太と新助のポスター 『暗闇の丑松』のポスター。左に辰之助の丑松。 音羽屋、播磨屋、大和屋、松嶋屋が揃う大一座。感想はまた別項で。

2月文楽公演 『鶊山姫捨松』『壇浦兜軍記』

国立小劇場の文楽公演に行って来ました。 こちらも必見ですね。チケット押さえました。 これも楽しみです。 いや~「阿古屋」良かったぁ。勘十郎最高でした。歌舞伎の様な心理主義的な行き方ではなく、大衆演劇としてのエンターテイメントに徹している「阿古…

初春歌舞伎公演 夜の部 海老蔵の「俊寛」

月が替わってしまったが、新橋演舞場の初春公演夜の部の感想を綴る。 幕開きは『鳴神』。右團次の鳴神上人に児太郎の雲の絶間姫と云う配役。これが中々いい『鳴神』だった。何より良かったのは、白雲坊・黒雲坊を勤めた新蔵と新十郎を含むアンサンブルが非常…

シネマ歌舞伎 沓手鳥孤城落月/楊貴妃

シネマ歌舞伎 沓手鳥孤城落月/楊貴妃を鑑賞 楊貴妃の写真です 沓手鳥孤城落月の写真です どちらも本公演で観ていたけれど、改めて鑑賞。『沓手鳥孤城落月』は拍手や客席を完全にカットして、映画の様な作りでした。『楊貴妃』は比較的舞台をそのまま映画に…

壽 初春大歌舞伎 昼の部 幸四郎・七之助の『廓文章』

『一條大蔵譚』以外の昼の部の感想を綴る。 幕開きは『舌出三番叟』。やはり年の初めは三番叟である。五穀豊穣を祈る、祝祭性の高い舞踊。芝翫の三番叟、魁春の千歳。芝翫が歌舞伎座の座頭の様な貫禄を身につけはじめている。踊りは元々上手い優、当然の事な…

壽 初春大歌舞伎 昼の部 白鸚の『一條大蔵譚』

歌舞伎座昼の部を観劇。素晴らしかった白鸚の「大蔵卿」の感想をまず綴る。 去年の襲名公演で「七段目」の由良之助と云う超名演を披露した白鸚が、またやってくれました。由良之助がセンターバックスクリーン直撃弾なら、今回はレフト場外弾です(笑) 去年二…

新橋演舞場 初春歌舞伎公演 海老蔵親子公演(写真)

新橋に行って来ました。 場内に團十郎襲名を伝えるかわら版。 成田のゆるキャラも駆けつけていました。 連獅子羽子板もありました。 海老蔵奮闘公演夜の部を観劇。感想はまた別項にて。

「ギャラリーレクチャー 見果夢紀高麗屋」

高麗屋ご夫妻のトークショウに行って来ました。 ご夫妻の写真撮影は不可だったので、会場にあった『あらしのよるに』の衣装 『東海道中膝栗毛』の釡桐左衛門の衣装もありました。 出演者のサイン。中央に今回の白鸚丈のサインが。 京屋の時と同じ、松竹の戸…

壽 初春大歌舞伎 夜の部 播磨屋の『絵本太功記』、猿之助・幸四郎・七之助の『松竹梅湯島掛額』

一月歌舞伎座夜の部を観劇。その感想を綴る。 幕開きはいきなり真打登場の『絵本太功記』。播磨屋の光秀、雀右衛門の操、幸四郎の十次郎、歌六の久吉、東蔵の皐月と云う、当代考えうる最高の布陣。これで悪い訳がないと云いたいところなのだが、筆者は丸本は…

壽 初春大歌舞伎 (写真)

壽 初春大歌舞伎行って来ました。 昼の部絵看板です。 夜の部絵看板。 正月ならではの樽酒です。 感想はまた別項にて綴ります。

新春浅草歌舞伎 夜の部 松也・歌昇の「対面」、隼人・種之助の「皿屋敷」、若手勢揃いの「乗合船」

筆者今年の初芝居は浅草。浅草寺の初詣客も凄かった。若手が揃う「新春浅草歌舞伎」の感想を綴る。 新年幕開きは定番の『寿曽我対面』。松也の五郎、歌昇の十郎、巳之助の朝比奈、新悟の虎、梅丸の少将、錦之助の工藤と云う配役。若手が錦之助にぶつかるいい…

新春浅草歌舞伎 (写真)

浅草の初日が今年の初芝居です。 絵看板です。 立て看板です。 そうそう、今年はこれも観なければ。 明けましておめでとうございます。今年も気儘に、マイペースで綴っていきます。宜しくお願い申し上げます。