fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2018-11-29から1日間の記事一覧

十一月 京都四條南座 吉例顔見世興行 昼の部 高麗屋父子の『連獅子』 、白鸚の『御存 鈴ヶ森』

続いて昼の部を綴る。 幕開きは『毛抜』。成田屋の家の芸である歌舞伎十八番なのだが、二代目左團次が復活上演した高島屋所縁の狂言。左團次の粂寺弾正、当然ながら素晴らしい。左團次の弾正は荒事味と云うよりは、腰元や若衆と戯れる時に見せる愛嬌に特徴が…