fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

九月大歌舞伎 第三部 松嶋屋・大和屋の「四谷怪談」

歌舞伎座三部を観劇。「東文章」に続く玉孝コンビの「四谷怪談」。依然続くコロナ禍での人数制限だが、大入り満員の盛況。この二人なら人数制限が解かれた後に上演した方が松竹も儲かると思うのだが、入っても半分の入りに留まる中で敢えて上演。よく意味は…

九月大歌舞伎 第一部 成駒屋一門勢揃いの『お江戸みやげ』、梅玉・魁春・児太郎の『須磨の写絵』

歌舞伎座一部を観劇。亡き大成駒歌右衛門と先代芝翫の追善興行。成駒屋とその一門の高砂屋・加賀屋、そして親類の中村屋が勢ぞろいした凄い追善興行。現在の成駒屋の当主福助も病をおして駆けつけ、正にオールスターキャストの大追善。残念ながら大入りと云…

九月大歌舞伎 第二部 幸四郎の「盛綱陣屋」、時蔵の『女伊達』

九月大歌舞伎を観劇。九月の歌舞伎座と云えば、云わずと知れた「秀山祭」。團十郎と菊五郎でさえ二人併せての追善興行であるのに対し、大播磨・初代吉右衛門は単独での追善。もって現在の歌舞伎界における当代播磨屋の大きさを知るべしと云った感。しかし去…

九月大歌舞伎(写真) 

九月大歌舞伎を観劇。ポスターです。 一部絵看板です。 同じく二部・三部。 先代芝翫追善。当代もいい役者になりましたよ、お父さん。 大成駒。今月は成駒屋一門勢揃いです。泉下でさぞ喜んでいることでしょう。 例年なら秀山祭なのですが、播磨屋が静養中で…

国立小劇場 9月文楽公演(写真)

国立小劇場文楽公演を観劇。ポスターAです。 同じくポスターBです。 おめでたい。遅すぎたくらいです。 三部を観劇。「沼津」が千歳太夫と玉也の大熱演で、素晴らしい舞台でした。「伏見北国屋の段」の織太夫は良くなりましたね~。持ち味の謡い調子に磨きが…