fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

令和2年初春歌舞伎公演『菊一座令和仇討』(写真)

国立劇場に行って来ました。 ポスターです。 開演前の定式幕に、令和の元となった万葉集の序文が掲げてありました。 役者絵羽子板です。 菊五郎劇団によるお正月恒例の国立劇場公演。南北作の『御国入曽我中村』を改訂したものだそうです。肩の凝らない芝居…

壽 初春大歌舞伎 夜の部 白鸚の「五斗三番叟」、猿之助・團子の『連獅子』、中村屋兄弟の『鰯賣戀曳網』

続いて観劇した歌舞伎座夜の部の感想を綴りたい。 幕開きは『義経腰越状』。白鸚の五斗兵衛、芝翫の義経、猿之助の六郎、男女蔵の次郎、錦吾の太郎、歌六の泉三郎と云う配役。筆者は初めて観る狂言。義経の話しにしてはあるが、実際は豊臣秀頼を諷しているら…

壽 初春大歌舞伎 昼の部 芝翫・雀右衛門の『奥州安達原』、播磨屋の『素襖落』

「河内山」以外の昼の部の感想を綴りたい。 幕開きは『醍醐の花見』。梅玉の秀吉、福助の淀君、勘九郎の三成、芝翫の智仁親王、七之助の智仁親王北の方、魁春の北の政所と云う配役。三年前にも観たが、その時とは全くの別物と云っていい位演出・振り付けが違…

壽 初春大歌舞伎 昼の部 白鸚の「河内山」

歌舞伎座の昼の部を観劇。鮮烈だった白鸚の「河内山」の感想を綴る。 この演目は、高麗屋三代襲名披露公演の大阪松竹で観劇している。その時も実に見事だったが、その時は何せ大阪なので旅費の負担も大きく、三階席で観た。今回はお正月でもあり、奮発して一…

壽 初春大歌舞伎(写真)

歌舞伎座に行って来ました。ポスターです。 昼の部の絵看板です。 同じく夜の部。 非常に充実した狂言立てでした。やはり歌舞伎座は、役者にとっての本場所。気合が違いますね。特に1年2ケ月ぶりの歌舞伎座出演となった勘九郎は、そうだったでしょう。感想は…

新春浅草歌舞伎 昼の部 松也・隼人・米吉・新悟の「寺子屋」

浅草歌舞伎夜の部に続いて、昼の部も観劇。その感想を綴る。 幕開きはお年玉口上。この日は隼人。客を巻き込んで「今日初めて歌舞伎を観る人はいますか?」と問いかけ、手を挙げた前方席の人のところに下りて来て、「誰がお目当てですか?」と質問。お客の女…

新橋演舞場 初春歌舞伎公演 夜の部 海老蔵親子の「め組の喧嘩」

新橋演舞場の一月恒例、海老蔵の座頭公演を観劇。その感想を綴る。 ここ最近の一月は、歌舞伎座が高麗屋・播磨屋を座頭にした公演、新橋が海老蔵、浅草が若手花形、国立が音羽屋とはっきりすみ分けされている。華やかな事この上ないが、その分こちらの財布は…

新橋演舞場 初春歌舞伎公演 海老蔵親子の共演(写真)

新橋演舞場に行って来ました。ポスターです。 海老蔵として最後の年賀ハガキです。しかしいい男ですな。 三番叟羽子板です。 海老蔵親子の共演で、大入り満員でした。感想はまた別項にて。

新春浅草歌舞伎 夜の部 歌昇の『絵本太功記』、松也・米吉・巳之助の「一力茶屋」

新年明けましておめでとうございます。今年もマイペースでゆる~く綴って行きます。2年前に自分の備忘録として始めたブログでした。たまに過去記事を読み返すと、「あぁそうだったなぁ」と舞台の記憶が蘇って来ます。その意味でやっていて良かったと思ってい…

新春浅草歌舞伎(写真)

今年も新年幕開けは浅草歌舞伎。ポスターです。 絵看板です。 新春恒例、積み樽です。 これも浅草恒例、出演役者のパネルです。 最近初芝居は浅草になっています。感想はまた別項にて。