fabufujiのブログ~独断と偏見の歌舞伎劇評~

自分で観た歌舞伎の感想を綴っています

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

七月大歌舞伎 大阪松竹 幸四郎の弁慶

昼の部『勧進帳』の感想を綴る。 今年の一月歌舞伎座から始まった高麗屋襲名披露だが、名古屋・博多・大阪と追っかけの様について回っている。その過程で確かに感じたのは、新幸四郎の進境の著しさである。先月の『伊達の十役』も素晴らしかったが、今回は一…

七月大歌舞伎 大阪松竹 白鸚と仁左衛門の名人芸 

大阪松竹での高麗屋襲名を昼夜観劇。とにかく幸四郎が素晴らしかったので、まずそれ以外の狂言の感想を綴る。 『廓三番叟』で幕開き。襲名に相応しい華やかな舞踊で、舞台を盛り上げる。孝太郎が先輩の貫禄十分な千歳太夫。壱太郎もここにきてメキメキ腕を上…

七月大歌舞伎 大阪松竹 写真その2

大阪松竹入り口正面にビュッフェの『暫』が。 高麗屋三代の隈取とサインも。 襲名記念写真展。若い時の白鸚、当たり前だけどめちゃイケメンですね。 『勧進帳』のポスター。いや~いい弁慶でした。 昼夜通しで観劇。感想はまた別項で。

七月大歌舞伎 大阪松竹 写真

大阪松竹の高麗屋襲名公演を観て来ました。しかし暑かった・・・ ポスターです。 山崎パンからの祝い幕。 河内山。いや~カッコよかった。

松竹大歌舞伎 東コース

公文協巡業東コースの初日を観劇。その感想を綴る。 まず『近江のお兼』。成田屋の変化舞踊で、六代目も手掛けた踊りに梅枝が初役で挑む。先にお父つぁんの時蔵も『女伊達』を歌舞伎座で踊ったが、同趣向の作品。梅枝は先に書いたが、若手女形ではNO.1だと個…

六月大歌舞伎 夜の部

続いて夜の部の感想を綴る。 まず『夏祭浪花鑑』。吉右衛門の団七九郎兵衛、雀右衛門のお辰、菊之助のお梶、歌六の三婦、錦之助の一寸徳兵衛、橘三郎の義平次、東蔵のおつぎと云う豪華配役。これで悪かろうはずがない。 後先考えずに云えば、橘三郎の義平次…

六月大歌舞伎 昼の部

六月大歌舞伎を昼夜観劇。まず昼の部から。 『三笠山御殿』で幕開き。まず楽善の入鹿が、いかにも公家悪らしい大きさと貫禄を出していて、いいオープニング。彦三郎の玄蕃と亀蔵の弥藤次は声の通りがいい優なので、二人の科白はまるで心地よいコーラスを聴い…

六月大歌舞伎 写真

六月大歌舞伎に行って来ました。ポスターです。 お約束の絵看板。昼の部です。 同じくこちらは夜の部。 『巷談宵宮雨』良かったなぁ。感想はまた別項で。

六月博多座大歌舞伎 夜の部 高麗屋父子の至芸

続いて残る二演目。 口上の後、白鸚による『魚屋宗五郎』。近年の白鸚は世話物に力を入れているが、その一つの回答とも云うべき素晴らしい出来。 筆者は今まで『魚屋宗五郎』は役者の酔態を見せるだけの芝居と思っていて、黙阿弥 作品の中ではあまり好きでは…